6月30日に行った、
「地域の木材と家づくりを知る・体感する」講演会、
「まるごと埼玉・木の家」発表会は、
一般ユーザーから、林野庁、埼玉県、ときがわ町、小田原市役所の職員、製材
、材木店など、林業、地域産木材利用推進関係者や、ときがわ町の大工、建
具職人、大学の建築学科の学生まで、30名余りの参加者があり、熱心な地域
産木材利用の話し合いがなされました。
A-WASS 事務局長で、元林野庁職員の今泉裕治さんの講演は、地域材を使う
意味と使うことで地域作りにどんな恩恵があるかを、たくさんの具体な事例を混
えて、分かりやすくお話しいただきました。
ときがわ町の農林環境課課長の和田真幸さんは、ときがわ町の木材利用の歴
史、現在の取り組みを紹介してくださいました。
協同組合「彩の森とき川」の代表理事、田中進さんは、埼玉県産木材の特徴、
そして「彩の森とき川」で採用している、木材の香りを残す低温乾燥の方法や
実例について、解説してくれました。
最後に、山の木 一級建築士事務所 の代表、八巻秀房 は、新作「まるごと埼玉
・木の家」を設計、開発した経緯やその内容、埼玉県産木材を利用につながる
仕組みについて、設計図面や模型を提示しながら、発表しました。
その後、低温乾燥施設の見学の後、懇親会があり、埼玉県産木材を使った家
に住む居住者からの住み心地の感想などもあり、
地域産木材を活用していく様々な意味、意見そして利用実践についての話題
で、盛り上がりました。