【山の木 一級建築士事務所 のお仕事vol.16】

滑川町で、古民家を買って8年かけて、
リフォーム工事をし続けている大工さんの奥さまから、ご相談があり、現地調査。
天然石、
十和田石貼りの風呂。
大工さんが、素晴らしい精度で張ってありました。
気持ち良さそう!
ここに、追い焚き配管とシャワー配管の穴開けをして欲しいと言うご要望。
本来でしたら、予め穴を開けた天然石を張り、
スリーブ配管を入れて、断熱材を入れながら、
外壁を貼ることになりますが、
後から、開けられると判断した大工さん。
この状態で、穴開けをすると、
十和田石がひび割れを起こす可能性があり、
大工さんの水道屋さんは、
誰も怖がって、穴開けをしてくれなかったそうです。
「このままでは、せっかくのお風呂をお沸かせない。」
とお困りの奥さま。
「何とかして欲しい!」とのご相談。
こちらも始めて工事。
まずは、大工さんとの打ち合わせ。
十和田石の裏の構造を大工さんから聞き取り、
厚さと仕様を確認。
穴開けし、循環金具を取付ける手順を説明し、
ご了解をいただきました。
十和田石のサンプルをいただき、
持ち帰って、何回も、穴開けを試み、
穴開けのコツを確認。
自信がついたところで、工事開始。
十和田石の裏側は、
モルタル、金網、断熱材、断熱材を固定する金物、防水シート、モルタル、コンクリートブロックと、何重にも下地があり。
新しくコアの刃を購入し、慎重に穴開け工事開始。
半日かけて、穴開け、追い焚き循環金具を取り付け、
更に、スリーブを入れ、モルタルで、固定し、完了しました。
奥さまから
「良かった。これで安心して、お風呂に入れる」とのお言葉をいただき、
こちらも、一安心。

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