山の木
電気代0の住宅

オフグリッド という選択

 電気代0の住宅というのは、自宅で使う電気を太陽光パネルなどを使って発電し、それを蓄電池に貯め、必要に応じて使いながら暮らす住宅のことです。

 一般的に太陽光パネルを設置した場合、発電した電気はその家でそのまま使わず、各地域の電力会社に買い取ってもらい、自分で使う電気は今までと同じように電力会社から買って使うことになります。
これまでは当たり前のように各家庭は電柱から電線を引き込み電気を必要なだけ使ってきました。近年、高性能な太陽光発電パネルや高容量の蓄電池が使いやすい価格で発売され、消費電力が小さな電気製品も増えてきたため、住宅の屋根面などでの発電量と使用電力のバランスが取れるようになってきました。そこで電力会社と契約しない、電気代0の住宅(オフグリッド住宅)が現実的になってきています。
展示住宅「ひきいるハウス」は、4年前の新築当初から、通常の送電線より電気を家に引き込んでいましたが、2011年東日本大震災による原発事故の発生を契機に、節電、省エネを進めてきました。
太陽光発電による固定買取制度などに疑問を持ち、本来の意味で、「地域で電気を自給する暮らし」をめざして、2014年より、オフグリッド工事の試行錯誤を繰り返し、2015年4月に、遂にオフグリッド工事が完成、ゼロ電気住宅となりました。2015年6月6日より公開しています。


展示住宅「ひきいるハウス」は、埼玉県が進める「埼玉エコタウンプロジェクト」のモデル住宅街区の中にあり、敷地内に接地した木製架台に乗る太陽光パネルで発電した電気をバッテリーに蓄電し、その電気だけで暮らす「ゼロ電気住宅」をつくりました。

オフグリッド住宅を計画する上で重要となるのはこのような生活を可能とする家そのものです。
・夏は外部からの高温を遮熱して家の中を暑くしすぎず、
・冬は外部への熱を逃がさない断熱によって寒くしすぎず、
・照明に頼りすぎないように日中であれば家の中に十分な明るさがあり、
・窓の開け方で十分な換気が取れる。

 現代の生活の中でごく当たり前のように電気製品に頼って補っていた住宅性能の足りない部分をまずは減らしておくことがより低燃費な家を計画する上で重要となります。


株式会社山の木・ひきいるハウス